偉人たちが愛した海宝寺
黄檗宗 海宝寺は、黄檗宗開祖 隠元禅師が伝えた精進料理『普茶料理』の開祖道場として知られており、山門には「普茶大本山開祖道場」の札が掛けられています。享保年間建立。京都伏見の呉服商 大文字屋(現 大丸松坂屋百貨店)の創業者 下村彦右衛門正啓は海宝寺初代に帰依し、浄財を投じて伽藍を築きました。
江戸時代中期に京都で活躍した伊藤若冲によって寛政二年に襖絵 群鶏図が描かれ、一室は『若冲筆投げの間』と呼ばれています。(現在 京都国立博物館蔵)他にも、東山魁夷の版画、『魚鐸』のモデルとなった魚梆や、現代のアーティストが描いた、襖絵、金屏風などが貯蔵されています。